手を離れて


今日は息子の小学校入学式。

みんなが祝福しているこの空気は
なんて軽くて希望に溢れているのだろう。
モノや花までもが祝福して
私までふわふわと浮いていくような感覚。


たくましくなった彼に嬉しさと寂しさ。

いつでもどこでも不安で手を放さなかった彼が
今は堂々と歩いている。

泣き虫でひっついて離れなかった彼が
今は堂々と歩いている。

「さんすうがたのしみ」
と胸ふくらませて

「先生になりたい」
と未来をみつめて。

希望で溢れたその瞳は
はるか遠くまでみているようなまっすぐな瞳。

私の手から離れて
一歩一歩
自分の道を踏みしめていけるように。

石ころにつまづく時もあるかもしれない
足を止めて休む時もあるだろう

だけどふと振り返った時にわたしがいれば
それでいい。

ていねいに
ていねいに
あなたの道を



さぁいってらっしゃい。





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